さよなら、私の、

 

こんにちは。

 

私は未就学児をも凌駕する集中力もたな人(んちゅ)なので書きかけの文章が下書きにたくさん残っててウケました、これはTMIです。(TooMuch過ぎ)

この文章も書きかけのまま下書きに眠ってしまいそうな気がしてるんですが、まあとりあえず書いてみようと思います。

 

最初に、オタクの"リアコ"とか"推し被り拒否""同担拒否"などに対してほんの少しでも「ん………」となってしまう方やそのスタンスのオタクの気持ち一生分からんのよな!の方は今すぐこのページを閉じてこれまでのように楽しいTwitterライフをお送りください。ここまで読んで頂きありがとうございました。本当に、あの、好奇心に負けずにしっかり自衛してください。あとあんま時間ない人とかも読むのやめた方がいいと思います。(速読ならオッケー!)

 

という訳で時間に余裕があり心が菩薩(略してここボッサ)の方と同じ境遇の方だけここから先を読んで頂ければと思います。自分の心を整理して残しておくために自己満で書いているので読み辛さなどはご了承下さい。

 

 

私は3年前くらいから突然アイドルのオタクを始めました。そして、あるアイドルにそれはもう思いっ切り恋をしてしまいました。隠す意味は無いけどなんとなく名前は出しません、まあ、なんとなく。

その人を好きになってから私の生活は良いようにも悪いようにもとにかく、変わりました。一般人から見たら「終わってんなー笑」みたいな生活だったと思いますが、私が見ていた世界は誰がなんと言おうと色鮮やかでキラキラだったので幸せでした。

 

 

すごく幸せで、すごく苦しかった。

 

私はその恋をずっと心の中に押し込めて普通のアイドルオタクであるように振る舞っていました。ちゃんと振る舞えていたかは分かりませんが。

なんか、私きっととってもその気持ちが大事で、綺麗に見えて、ずっと持っていたくて、他人の批判や共感でこの気持ちに指紋が付いたり酸化してしまうのがすごく嫌だったんだと思います。本当に、私だけが分かっていればそれで良かった。気持ち悪いね。

 

 

元々は、普通にアイドルとして好きでした。歌って踊って喋っているのを見てかっこいいな、好きだな、ってそれだけだったと思うんです。んー、多分。覚えてないけど。

それが、 "あ、この人に私、恋しちゃってんなー"と完全に自覚してしまった日がありました。

 

その日は私にとって初めてのお話するだけのイベントだったんですけど、途中その人の体調が良くなさそうな回があって。私はとにかく無理をさせたくない一心で悩みに悩んで、それで

 

 

 

彼の前でモノマネを披露しました。

Charaのモノマネです。

 

 

まさか自分でも本当にやるとは思いませんでした。しかも、体調良くなさそうにしている大好きなアイドルの前で。ちゃんとワンコーラス。私はただノーコメントでサイン書いて渡してくれるだけでよかったんです。歌ってブースから出てもうそのまま家まで一度も振り返らずまっすぐ帰りたかった。

 

 

 

 

でも、彼モノマネで返してきたんです。

 

 

 

…………。

え?

私の『やさしい気持ち』を薄ら口角を上げながら黙って聴いていたと思ったら突然被せてきたんです。しかも『Swallowtail Butterfly~あいのうた~』です。

そしてそのあと私がブースから出るまでめちゃくちゃ楽しそうにCharaになりきっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

好きでした。

 

他にもたくさん話したけど、私はそれが一番キました。結婚まで浮かびました。これはマジです。

いや。だって何もしなくたって既に大好きなのにChara選手権までできるって分かったらそんなの結婚じゃないですか。愛するor die、愛するを通過し見事ゴールインしました。私が。

 

 

 

もうその日から私はほとんどオタクではなくお金を払って片思いの相手の動向を見る人になりました。

 

その人が所属していたグループのこともちゃんと好きだったので曲はずっと聴いていたしLIVEにもたくさん行っていました。でも私は彼の歌って踊っている姿よりも普段の笑っている様子だったり、彼が作る音楽や世界そのものだったり、文章や言葉にばかりときめいてしまっていて、オタクって何だろねって考える日々を送っていました。

いつしか、例外はあれど推し被りのTwitterとかも見ることができなくなって、接触のレポとかも見たくなくて、なんなら○○推しって言われてひとくくりにされることすら嫌になって、宮崎朝子の言葉を借りるならば  "彼女たちのあなたを想う気持ちとは全然全く地の果てまでも違うのよ" でした。ここで一つ言っておきたいのは私の推し被り拒否は攻撃ではなく自衛です。推し被りは全員俺がこの手で……というより単に推し被りには私にだけ反応して爆発する地雷が死ぬほど埋め込まれているので己の身を守るための拒否でした。分かってほしい、、、泣

ちなみに当時は芸能人や遠い存在の人に恋をしてしまった人間が聴いたら全員血反吐を吐いて倒れるようなプレイリストを作り、夜中に聴いては血反吐を吐いて倒れていたので同じ思いをしたい人はプレイリストを共有させていただきます。

 

 

それから色んな現場に行っては目が合った気がして喜んでみたり、私が確かに熱を持った目で見ている事がバレてるんじゃないかと怯えてみたり、彼の言葉に救われて泣いたり、あまりにも趣味が合いすぎて笑ってしまったり、彼のことを知れば知るほど私が好きになるために生まれてきた人なんだと身勝手に思い込んだりしながら1年以上が経っていました。

めちゃくちゃ好きでした。年中無休で。おはようからおやすみまで。眠りが浅い日は更におやすみからおはようまで。さすがにLIONもドン引きです。

 

 

 

私は気づいたら自分の事を疎かにし過ぎていて、それまでも苦しいと幸せの狭間で好きでいたけど、積み重なった心身と生活の"苦しい"がどんどん重くなっていって、私が壊れてしまいました。

 

コロナの自粛期間っていうのも大きかったと思います。自分と向き合う時間が多くなって、たくさんたくさん考えてました、色んなことを。

5億年ボタンの体験版?そんな感じで。

 

私がどれだけ苦しくなろうと相手に知る由もなくて、私が存在してることすら彼は知らなくて、それって別に私が苦しんでいようが楽になろうが、彼は知らないんですどうせ。だからもういいや!無理!楽になっちゃお自分の事だけ考えちゃお!って思って、それで、気付いたらキラキラでベッタベタのラメ入りグロスみたいな恋も終わっていました。

 

 

それに気づいた時は寂しくて物足りないような気持ちと自由の身になった開放感が綺麗に混ざって、不思議な感じでした。

 

 

 

でも、好きになったことは後悔してないです。これからも絶対しないです。

もし人生をもう一回やり直せるとしても私は同じようにそのアイドルに恋をしていたし要領が悪い故に同じように自分がダメになるまで全力で追いかけてしまうと思います。断言できます。

だってそれくらい本当に素敵な人だったし、それに、その人を好きだったときの自分のことも私本当に好きだったんです。一番気持ち悪くて一番イタくて一番可愛かった。

だからもしこのブログを私と同じような不器用𝐵𝑜𝑦𝑠&𝐺𝑖𝑟𝑙𝑠が読んでいて、もうやめたいと思っていたとしても私は何も言える事がないですね。好きってやめたくてもやめられないし、その気持ちを手放すのもそれはそれで嫌だもんね。"好きって絶望だよね。"って言葉があるけど本当にそうだと思います。絶望で救い。だから終わりまでもうその気持ちと一緒にいるしかないです。頑張ろな笑

 

 

私は彼がアイドルで、有名人で良かったと心の底からは言えないけど心の底よりちょっと上くらいからは言えます。知る事ができて良かったな、出会えて良かったな、って。本当はやっぱり一般人として出会えてたら一番良かったな、みたいなのが一番底に沈んでいますが思ったところで何にもならないのでこのまま沈めときます。

 

 

まあ普通にこれからも行きたい現場には行くし降りもしないしお別れでもなんでもないんですけどね。今でもずっと素敵な人だからこれからはもっとライトな感じで結婚及び同墓入りを希望していこうと思います。

 

 

とりあえず。

さよなら、私の、世界。

 

 

 

お疲れ様でした。